伊勢崎淳1936-

岡山県生まれ。伊勢崎陽山氏の次男であり、兄は満氏。
釉薬をかけず、土そのままの姿が作品の味になる備前焼だからこそ、土にこだわり、造形にこだわり、独創的な作品を世に送り出し続けております。
背景には、陶芸家の道を歩み出す前に、大学で彫刻や絵画といったあらゆるジャンルの芸術に触れ、世界各地を訪ね歩き、彫刻家のイサム・ノグチや池田満寿夫との出会いからも表現の幅を広げるヒントを得ました。道具とオブジェの境界線上を問い続ける作陶スタイルは、多くの門弟に影響を与え、一門は現代陶芸界で大きな影響を持っています。2004年に「備前焼」の分野で人間国宝に認定されました。
パブリックコレクション
岡山県立美術館、備前市立備前焼ミュージアム、吉兆庵美術館