吉田美統1932-

石川県生まれ。本名 稔。生家は赤絵金襴手を手掛ける錦山窯。
家業を継いだばかりの頃は家業である伝統的な金襴手や上絵付を現代的なデザインへ昇華させた作品を手掛けておりました。加藤土師萌氏の釉裏金彩に魅せられ、金の美しさを最大限に引き出す釉薬の開発などを行いました。
緑・黄・紫・群青・朱・グレーなどの釉薬を地色として、厚みの異なる金箔を用いて金一色の図像に遠近感を与えるなど釉裏金彩の世界を高度に発展させました。2001年に「釉裏金彩」の分野で人間国宝に認定されました。
パブリックコレクション
文化庁、石川県立美術館、小松市立博物館、スミソニアン・サックラー美術館