藤本能道1919-1992
東京美術学校工芸科を卒業後に、文部省工芸技術講習所に入所し、加藤土師萌氏や富本憲吉氏に師事し、陶芸を学びました。色絵具の混色の研究を行い、複雑な発色を生み出すことに成功し絵画的描写を可能にしました。また、その魅力をより引き出すために透明で青みを帯びた草白釉や、白さを強調した半マットな雪白釉などを開発し、色絵磁器の表現の幅を広げ、1986年に「色絵磁器」で人間国宝に認定されました。京都市立美術大学や東京藝術大学陶芸科の教師としても活躍し、現在活躍する作家にも大きな影響を与えました。
- パブリックコレクション
- 東京国立近代美術館、京都国立近代美術館、菊池寛実記念 智美術館、青梅市立美術館
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