十四代酒井田柿右衛門1934-2013

佐賀県生まれ。本名 正。父は十三代柿右衛門。
多摩美術大学日本画科卒業後に、十二代、十三代から濁手の技法や、家伝の絵具調合の指導を受けました。1983年にはアメリカで開催された日本芸術展に出品し、サンフランシスコ市長から名誉市民号を贈られるなど海外でも高い評価を受けました。
「美しさ、新鮮さは自然の中にしかない」という信条に基づき、野に出て草花のスケッチを行うことを日課としております。そういった下積みに基づく、器に描かれる草花は伸びやかであり、生き生きとした生命力が宿っております。
2001年に、「色絵磁器」の分野で人間国宝に認定されました。
パブリックコレクション
文化庁、柿右衛門古陶磁参考館、戸栗美術館、中島美術館