中島宏1941-2018

佐賀県生まれ。生家は製陶所。兄は陶芸家の中島均氏。
父の製陶所で技術を磨き、24歳にして日本を代表する窯場ひしめく佐賀県にて県展にて賞を受賞しました。その後に独立して、空の青、竹林の青といった自然界の青を器に焼き付けようと青磁の探求をしました。辿り着いた青は中島ブルーと称され、この青を中国古銅器などに影響を受けた幾何学的な造形と組み合わせ、祭儀道具のような神聖で荘厳な作品を生み出しました。2007年に「青磁」の分野で人間国宝に認定されました。