金重陶陽1896-1967

岡山県生まれ。備前焼の名門 備前六姓の金重家に連なる楳陽氏の長男として生まれました。
父のもとで鳥・動物などの細工物の技法を学んだ後に、備前焼の本質を無釉の焼き締めの土味に求め、桃山時代につくられた古備前の復興を志しました。土の吟味や窯詰めや焼成法についての研究を重ね、古備前の土味の復元に成功し、1956年に「備前焼」で人間国宝に認定され、備前焼中高の祖と称されています。