和太守卑良1944ー2008

兵庫県西宮市生まれ。
京都市立美術大学の陶磁器専攻を卒業後、陶芸の道を歩み始めました。彼は独自の文様と手びねりの技術を駆使して、実用性を兼ね備えた器を制作し、日本だけでなく国際的にも評価される作品を数多く生み出しました。特に、イタリア・ファエンツァ国際陶芸展での金賞受賞や日本陶磁協会賞の受賞は、彼の技術と芸術性の高さを証明するものです。茨城県笠間市に移住後も創作活動を続け、1983年には日本工芸会正会員としても認められました。和太守卑良の作品は、その独特な造形と文様が、和太芸術の神髄を表現しており、2008年の彼の逝去まで、多くの人々に愛され続けました。

パブリックコレクション
国立工芸館、呉市立美術館