西岡小十1917-2006

佐賀県生まれ。
古窯跡の発掘調査を長年続ける中で、古唐津の陶片収集と研究家として全国的に名を馳せ、世界的な陶磁器研究家である小山冨士夫氏から古唐津の神様と称されました。古唐津陶片収集から再現を志すようになり、小山氏の指導を受けて小次郎窯を開窯しました。荒川豊藏氏や藤原啓氏や楠部弥弌氏など、近代陶芸界の巨匠と親交を持ちました。
古唐津の神様と称される知識が宿った作陶は、斑絵唐津や梅花皮を復元させ、近代陶芸の大家たちからも唐津焼の再興者とも、古唐津の神様とも称されました。