加守田章二1933-1983

大阪府生まれ。
京都市立美術大学に入学し、富本憲吉氏や近藤悠三氏などに指導を受けました。富本氏の創造性を追求する作陶姿勢を生涯の指針としました。初期はエッジの効いた造形に灰釉手を制作し、陶芸界の注目を瞬く間に集め、陶芸初の高村光太郎賞も受賞しました。その後に焼かれた土の質感をそのまま残す炻器を手掛けた後は、毎年個展などで独創的な器形と文様を生み出し続けました。50歳を迎える前に若くして他界しましたが、加守田陶芸の独創性は現代陶芸に大きな影響を与えました。
パブリックコレクション
東京国立近代美術館、京都国立近代美術館、岐阜県現代陶芸美術館、兵庫県立陶芸美術館、栃木県立美術館、岩手県立美術館、益子陶芸美術館、菊池寛実記念 智美術館