葉山有樹1961-

佐賀県生まれ。
有田に生まれ、地元の窯業会社に就職し、陶芸技術を磨きました。その後独立し、1990年に初の個展を開催して以来、日本のみならずフィンランドやアメリカなどでも個展が開催されるなど世界的に高い名声と人気があります。
スタイリッシュな造形の器に繊細緻密で色彩多様な文様を描き込む超雑技巧の作品を手掛けております。形式化した伝統文様をただ書き写すのではなく、描きたいものの精神的な意味合いを踏まえて、物語を器肌に書き記し永遠のものとするストーリーテラーとしての姿勢は、作品に度々付属する意匠解説書からも愉しめます。陶芸家として活躍するだけでなく、自身の描いた文様から絵本や小説も執筆するなど幅広く活躍する作家です。
パブリックコレクション
金沢21世紀美術館、デザインミュージアムアラビア分館