川瀬忍

川瀬忍は陶芸一家に生まれ、父親は二代・川瀬竹春で、祖父はその初代に当たります。この二人の元で日々の鍛錬と研究を重ねたからこそ、76年には初個展、そして翌年の77年には、祖父、親子の三代に渡る展覧会を開催し、いち早く、多くの人から注目を浴びる存在となりました。
川瀬忍の作品は中国宋代の古陶磁を目指しながらも、造形や色は、独創性な一面も持ち合わせています。
柔らかな曲線でありながら、手が切れるのではないかと思うくらいの繊細でシャープな造形は、数々の展覧会を開催しては、高い評価を獲得しており、世界的にも人気の作家です。