黒田泰蔵1946-2021

滋賀県生まれ。
海外での芸術活躍を志し、パリで日本料理屋でアルバイトをしている最中に偶然にも島岡達三氏と出会うことで、陶芸家としての道が開いたという神に導かれたかのようなきっかけ陶芸の世界と関わりを持ちました。カナダで陶芸を学んだ後に、達三氏に師事して初期は陶器をはじめ、色絵磁器や陶人形などを制作しました。45歳頃より「轆轤成形、うつわ、単色」を制作のテーマとし、作家の代名詞ともいえる白磁作品の制作を始めました。
柔らかな歪みのある端正でありながら嫋やかなフォルムは、清冽で無垢であり、普遍的な美を純真に追い求めた姿であると評され、日本のみならず海外でも高い名声を持っております。
パブリックコレクション
東京国立近代美術館、大阪市立東洋陶磁美術館、イセ文化基金、クリープランド美術館、ブルックリン美術館、ヴィクトリア&アルバート博物館